(やるべきことをやらなかったからといって死ぬわけでもないし)
(私のしたいことといえば息を吸って水を飲むことぐらいで)
(面倒なことは全部避けて通りたいというのが実際の本音である)
(かといって生きる世が嫌になったわけでも無し、喜びであるでも無し)
(こうして一秒をやり過ごそうとするのにかかる時間も馬鹿にならない)
(何時からと考えたからとて暇つぶしにもなりはすまい)
(白紙に円を描くのもとうに飽きてしまったので眠るしか無いだろうか)
(眠ればそれはそれで覚めたときに頭が痛いし、夢は恐ろしいし)
(複雑なものなど望んでいないが、仕方の無いことと諦めてしまえばそれまで)
(自分はそれができないからこうしてまた円を描いているのだ)
(嗚呼、でもそれもきっとこの紙が埋まってしまったならば、もう、つまりは)

逃げられないということ