君が滑り台のてっぺんで手を振る
僕は薄い鉄板をべこべこと鳴らしながら駆けあがる
明日も明後日もこなかった
楽しい毎日だけがそこにあった
君の手に届かなくて、苦しい首元に手をやる
窮屈なネクタイ、アイロンのかかった上着
砂まみれの手をつかもうと僕はもがく
幼い幻影は遥か、遠く、遠く
ああ、崩れやすいトンネルの中手をつなぎ合ったあの日
子供の僕らは公園でブランコに揺られたまま
加速していくのは僕の成長だけだ